フットワークの種類とやり方





フットワークの技術は、ショットの技術に比べて軽視されがちですが、テニスで強くなるためにとても重要です。

より遠くの球に届くようになるのでディフェンス面で有利になるのはもちろん、チャンスボールに対してより前で取れるようになったり、より良い体勢でボールを打つことができるようになるので、オフェンス面でも有利になります。

 

50m走のタイムとテニスのフットワークの速さはあまり関係がありません。50m走では、主に最高速度がどれくらい出るかを競っていると言えますが、テニスでは最高速度を出せる機会はまずありません。

というのも、人は走り始めからいきなり最高速度を出せる訳ではなく、最高速度まで到達するまでには、数十メートルの加速距離が必要で、テニスではそこまで長い距離を一度に走る機会がないからです。

テニスのラリーでは、横方向に動く事が多いですが、シングルスコートの横幅はわずか8.23mしかありません。しっかりと良いポジションに戻れていば五歩以内、戻る時間がなく、右から左に思いきり振られたという場面でも十歩以内でボールに届く事がほとんどです。

さらに、相手がショットによって動く方向を決める必要があること、ただ走って終わりではなく、動いた後にボールを打つ必要がある事などから、普通に走るのとは全く違った動き方が必要になります。

テニスで覚えるべきフットワークの種類は、細かく分ければ、かなり数が多く、一般レベルでは、これらをしっかりと習得できている人は少ないです。しかし、逆を言えば、フットワークをしっかりマスターすれば、それだけで他の人たちより優位に立てるとも言えます。

プロレベルを目指すなら、より良いフットワークのためにフィジカルトレーニングも必須でしょうが、一般レベルでは、フットワークの技術を習得するだけでも、かなりフットワークの良い方になれます。





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以下の記事で、フットワークについての解説を行っています。なお、ここでは、テニス全般に通じるフットワークについての記事を載せており、各ショットに固有のフットワークについては、それぞれのショットのカテゴリーの中に記事を入れてあります。