ストローク ラケットヘッドの下げ方 手首は意識的に使わない




今回はストロークでラケットダウンをする方法について解説します。


一度下がったラケットヘッドが上がっていく途中でインパクトすることでボールに強いトップスピンをかける事ができるようになりますので、ラケットダウンの動きは、ショットのトップスピンを量を多くするのに非常に重要です。



「ストロークでトップスピンを増やす ラケットダウンのやり方」解説動画

 


 

 

フォアハンドストロークのラケットダウン

体の横で肩を中心に腕を回転させ、手の位置を変えてみると分かるのですが、手首に余計な力を加えなければ、手が体の近くの低い位置になるほど、ラケットヘッドが自然と下がり、逆に体の遠くの高い位置に行くほどラケットヘッドが上がっていきます。

ラケットヘッドが下がらない方のほとんどは、手が体の近くを通らないスイングをしているのが原因です。

「手首を使ってラケットヘッドを下げるように」とアドバイスされる事がよくあるのですが、手が低い位置を通らないスイングをしているのに、無理矢理手首でラケットダウンをしても、スイングがスムーズに行かず、ショットが安定しません

 

「ロジャー・フェデラー選手のフォアハンド」 (0:45~)
ATPツアー公式チャンネル スイス・インドア 2018年 ロジャー・フェデラー対マリウス・コピル戦より
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手が体の近くの低い位置を通ることにより、自然とラケットダウンの動きができています。

 


バックハンドストロークのラケットダウン

バックハンドが片手の場合は、フォアハンドと要領が同じですので特に難しくないと思います。フォアの時と同じように一度、体の近くの低い位置を通ることを意識してスイングすれば、自然とラケットダウンが起こります。



バックハンドが両手の場合は、片手バックハンド、フォアハンドと比較しラケットへッドを下げるのがやや難しいです。

フォアや片手バックであれば、特に意識しなくても自然とラケットダウンができるようになる方も多いのですが、両手バックに関しては、意識して練習していかないと、ラケットヘッドが下がるようになりにくいです。

両手バックハンドでは、右手では無く、左手の位置が重要になります。左手が体の近くの低い位置を通ることで、ラケットダウンができます。

右手は、その動きを邪魔しないようにリラックスさせておくことが必要になります。(両手バックハンドでは、ラケットダウンの時だけでなくスイング全体を通して、右手はリラックスさせ、ラケットに添えておくだけにする必要があります。)

ラケットヘッドが最も下がる場所では右手首は手の平側にかなり曲がった状態になります。右手に力が入ってしまっているとこの動きができず、ラケットヘッドが下げられなくなってしまいますので、右手を脱力しておくことが重要になります。

「ノバク・ジョコビッチ選手の両手バックハンド」(47:47~)
全豪オープン公式チャンネル 2016年 男子シングルス決勝 ノバク・ジョコビッチ対アンディ・マレー戦より

ラケットヘッドが大きく下がったスイングをしています。また、ラケットダウン時に右手首が大きく曲がっている事も分かるかと思います。



 

今回の重要ポイント

○ラケットダウンの動きで、ショットのトップスピンを量を多くすることができる。

○体の近くの低い位置を一度通るスイングをすることでラケットヘッドが自然と下がる。

○手首を意識的に使い、無理やりラケットダウンしてもショットが安定しない。

○両手バックハンドの場合は、左手の位置が重要になる。右手をリラックスさせておくことも重要。